液調整装置
最新の装置を導入し、治療の安全性の確保と、多様化する治療ニーズにお応えできるように体制を整えております。患者様への負担の少ない最適な治療を目指しています。
透析関連装置は同一メーカー(日機装社製)を採用しているため、全て連携しており、スムーズに情報共有が可能な安全性の高いシステムを使用しております。また、透析システム(Future Net
Web+)による集中管理を行っており、透析中の状態がモニターに送信されるようになっているため、一元管理可能となっております。
<透析用水作成装置>
日機装社製 DROシリーズ
熱水消毒システムを採用してRO膜から熱水消毒しクリーンな透析用水を使用しています。全ての通水ラインとRO水送水ラインの熱水消毒が可能です。LRO膜とRO膜の2段濾過と軟水装置フリーな構造により高い清浄性を実現しています。
<全自動透析液溶解装置>
日機装社製 DADシリーズ
透析原液を作成する装置です。
透析用剤がHEPAフィルタを搭載した密閉回路内で自動的に溶解するため、開放動作が無く、空気中の浮遊物・微生物の混入を防止できます。
極めて衛生的に、安全性の高い透析液原液の作製を実現する装置を採用しています。
<透析液供給装置>
日機装社製 DABシリーズ
逆浸透水処理装置で作成された透析用水と透析液溶解装置で作成された透析原液を一定の比率で混合し、各透析監視装置へ供給されます。
相互に連携しており、安全性の高いシステムを採用しております。
透析監視装置・多用途透析監視装置
日機装社製 DCS-100NX、DCG-03、DBB-100NX、DBG-03
全装置(52台)が血液濾過透析(Online-HDF)に対応しており、9割の患者様が血液濾過透析(Online-HDF)を施行しております。清浄化された透析液だからこそ可能な血液濾過透析(Online-HDF)により、患者さんの合併症予防に努めています。
また、装置の自動化(プライミング・脱血・返血・緊急補液の補助)を導入することにより、透析業務の省力化ができ、安全性の高いシステムを採用しております。
透析液清浄化対策
透析液クリーン化システム
ETシステム
高い評価を受けているモルセップフィルター(中空糸限外ろ過膜モジュール)を使用しています。
透析のために特に開発されたモルセップフィルターは、透析液をより長時間・大流量で安定して使用できます。
微粒子濾過フィルタ「ETRF」
(エンドトキシン捕捉フィルタ)
作成された透析液の清浄度をより高める膜(フィルタ)を用いて、全ての透析監視装置にETRFを標準装備しています。
厳密な水質管理
高水準の清浄化された透析液を安定して提供することで可能となるオンラインHDFを全透析機器で実施しております。作成された透析用水には基準が定められており定期的に臨床工学技士が透析用水を採取し、透析用水化学物質管理基準を満たしているか検査をしています。
結果は全て基準値内で推移しています。